以前の記事で自己分析のやり方について解説しました。
この記事内で作成した振り返りシートを用意してください。
このシート(自分のエピソード)が多ければ多いほど、いろいろな角度から自己PRが作れますので、足りない、文章が作れないと思ったら、もう一度、自己分析のやり方に戻って1~2日悶絶しながら書き出してみてください。
材料は多ければ多いほど後が楽になります。あるものを削るのは簡単ですが、無いものを水増しするのって本当に大変です。自己PR作成時に悩むようであれば、一個手前の自己分析でのネタ不足が原因です。
自己PR作成のポイント
自己PR文はみなさんの経験を、面接官に
≪論理的≫ かつ ≪具体的≫ かつ ≪個性的≫
に伝える事が重要です。
書き方・話し方としては、
1.結論
2.根拠となるエピソード
3.その強みが会社で活かせる理由
この3点を具体的に述べると、面接官も聞きやすく理解しやすいです。
エピソードや理由が長くて最後に結論が来ると、最初に何を言ったかを覚えてなく、結局、本人も何が言いたいのか分からなくなってしまう場合があります。特に学生生活(テストの論文等)では、理由を述べてから結論を書くという癖がついていますので、「常に結論から話す」という癖付けをしておく必要があります。
転職活動者であれば社会人経験の中で、「結論から話す」ということは学んでいると思います。「結論だけ聞ければ過程はわかる」という人もいます。
なぜわかるのかというと、上司や先輩は似たような経験をしているからです。結果とざっくりとしたプロセスだけ聞ければ、自分の経験に照らし合わせてどんな状況だったか想像できますし、適切なアドバイスも浮かぶんですよ。
ですので、自分語りを長々とするのではなく、シンプルにわかりやすく、でも伝えたいことの不足が無いような自己PR文を考えましょう。
自己紹介文の作成例
≪結論≫
私の強み(長所)は◯◯です。この点が御社の業務に活かせると考えています。
≪具体例≫
なぜならば、私は前職で(学生時代に)□□という事をしてきたからです。そしてこのような結果を残してきました。
≪会社で役立つ理由≫
それを会社の△△という場面(職場・部門)で発揮し、御社の業務に貢献したく応募いたしました。
プレップ(PREP)法を意識する
プレップ法とは
面接官の知りたい情報
積極性・前に踏み出す力(アクション力)
・主体性 ・働きかけ力 ・実行力(現実化)
考え抜く力(シンキング力)
・課題発見力 ・計画力 ・創造力 ・思考の粘り
チームで働く力(チームワーク力)
・発信力 ・傾聴力 ・柔軟性 ・コミュニケーション力 ・状況把握力 ・規律力 ・ストレスコントロール力
・(中途採用の場合)培ったスキル・能力・実績
応募企業に合わせてカスタマイズする
面接時間に応じたバージョンを複数用意しておく
このような要素を盛り込んだ自己PRを、書類用、面接1分バージョン用、面接5分バージョン用、面接10分バージョン用の4種類作っておくことをオススメします(理由は面接対策の記事で説明します)。
これで自己分析はひとまず終了です。お疲れさまでした~。