この項では、説明会時でのチェックポイントと、注意点を記載しておきます。
会社訪問・説明会・会社セミナー等々、呼び方は色々とありますが、自分の行きたい会社かどうか判別する、一番最初のチェックポイントです。ここでじっくり、会社の事業内容、理念、仕事内容等を聞いてください。
寝ているなんて論外です。
入社後に「こんなはずじゃなかった」と後悔する前に、分からない事が無くなるようにしてください。
チェックポイント
・挨拶
社会人としての基本です(笑)。受付の時や席への案内など、この程度の事ができていない会社は応募者に対して失礼だと思います。
・社員の雰囲気を知る
可能であれば、実際の職場の雰囲気を見てください。社員の表情が活き活きしている会社は活気があるはずです。社内の会議室やホールなどで説明会、面接などおこなう時はチャンスです。会話などもこっそり聞いて、前向きな会話なのか、愚痴っぽいのかもチェックしましょう。トイレを借りるふりをして偵察するのも面白いですよ。
また、採用担当の印象も重要です。採用担当者は、応募者に会社をアピールする「陰の営業職」ですので、レベルの高い採用担当者がいる会社は、間違いなく人材登用に力を入れています。
・質問の受け答え
採用担当者にいろいろな質問を投げてみてください。人事部門は会社業務の全てを把握している必要があるので(あくまでも理想ですが)、きちんと答えられる会社は情報共有がしっかりしているはずです。厳しいようですが、質問にうろたえる様な採用担当者は、社内の勉強不足だと思います。
ちなみに僕の場合、分からない質問がきても、ハッタリでそれっぽい回答をしていました。(ごく稀に思いもよらない質問が来る場合がありましたが、その場合は堂々とした態度で「後ほど調べて回答します。」と言ってましたが。)要は自信の無い受け答えをすると応募者が不安になるので、大枠が間違っていなければいいと思ってました。
ただ、アラ探しのような質問は逆効果ですので、素直に疑問に思った点を聞いてくださいね。人事担当者も人間ですので、失礼な応募者には悪印象を持ちます。
・抜き打ちの試験
筆記試験や面接を行う場合は前もって告知をしている企業がほとんどです。ただ稀に突然に試験を始める会社もあります。それが良いか悪いかを判断するのは応募者ですが、そのような場合もありますので頭の隅にでも入れておいてください。
とにかく会社訪問等は、その会社の雰囲気を感じ取る一番の機会です。自分に合う会社かどうかを判断する、大きな要素となりますので、なんとなく参加するというような気持ちではなく、何か一つでも情報を得て来るよう心がけてください。
会社説明会参加時の注意点
・人事担当者は意外と見ています
50人程度の規模の会社説明会であれば、採用担当はほどんど全員見えています。寝ていたり、興味がなさそうな応募者はすぐわかりますので注意してください。
また、受付時の挨拶や待ち時間の仕草、退出時の挨拶等、数多くのポイントをチェックしている場合もありますので、気を緩めないようにしましょう。
・アンケートをしっかり記入しよう
説明会後に書いてもらう事が多いですが、フリースペースにしっかりとした事が書いてあると評価に繋がります。逆に、雑に書いてあったり、適当な回答であれば、その程度の志望度合だと判断します。
また、アンケートを席に置いたまま退出させる場合、良かった(悪かった)応募者をチェックしておく狙いもあります。(会社説明中、壇上から見て○列の左から×番目が良い・悪いとチェックしています。)
・質問
本質を突いた質問や、人事担当者が話しかけた時にしっかりとした受け答えができる応募者は評価が上がる場合があります。
逆に、無理にアピールしようとして一人で連続して質問したり、前もって調べておけば分かる質問(特に資本金や売上高等のデータ関係)ばかりしていると評価が下がる場合があります。
・服装
男性であればスーツにネクタイ、ダーク系の靴下に皮靴。女性であればスーツ(スカートでもパンツでもOK)、ブラウス、ストッキング、皮靴。社会人として当たり前の身だしなみができていればOKです。
靴がスニーカー、白い靴下、あとはリュック系のバックですと「大丈夫かな・・・」とチェックされる場合もあります。また、冬の季節は会場(ビル)の外でコートを脱いでおく事をオススメします。
会社説明会は選考の一部だと思って参加した方が良い結果が出ると思います。細かく書きましたが、会社によってはここまで見ている場合もあります。ちょっと注意しておくだけで構いませんので、なるべく減点されないように気をつけてください。